リフォームコラム

60平米以下のマンションを広く見せるリノベーション
コンパクトな住まいにゆとりをつくる工夫

「マンションがコンパクトだから、ゆったり暮らすのは難しい」と思っていませんか?

60平米以下など限られた広さのマンションでも、部屋数や収納、光の通り方を見直すことで、同じ床面積でも空間の感じ方は変わります。

今回は、築51年マンションのフルリノベーション事例を参考に、狭小・コンパクトなマンションを広く使うための考え方をご紹介します。

コンパクトなマンションをゆとりある空間にしたリノベーション

この記事で分かること

  • 60平米以下などコンパクトなマンションを広く使う考え方
  • 間仕切りを減らしてLDKを広げる方法
  • 収納量を確保しながら生活空間をすっきりさせる工夫
  • 光や風を室内へ届ける間取りの工夫

60平米以下のマンションでも、間取り次第でゆとりはつくれる

コンパクトなマンションで大切なのは、限られた面積を細かく区切りすぎないことです。

個室を増やすほど間仕切りや通路が必要になり、LDKが小さくなったり、窓から離れた場所が暗くなったりすることがあります。家族構成や暮らし方に合わせて必要な部屋数を整理し、LDKや収納へ面積を振り分けることがポイントです。

コンパクトマンションを広く使う4つの工夫

① 間仕切りを減らしてLDKを広く

使わなくなった和室や個室があれば、LDKとつなげる方法があります。床面積は同じでも、視線が遠くまで抜けることで開放感が生まれます。

② 収納はまとめて確保する

収納家具を各部屋に置くのではなく、ウォークインクローゼットなどに収納をまとめれば、生活する場所をすっきり保ちやすくなります。

③ 光や風の通り道をつくる

マンションでは窓を自由に増やせないことも多いため、既存の窓から入る光をどう室内へ届けるかが重要です。間仕切りを減らしたり、室内窓を設けたりする方法があります。

④ 個室ではなく「小さな居場所」をつくる

書斎を一部屋つくらなくても、寝室の一角にデスクスペースを設ける方法があります。ヌックと呼ばれる小さなくつろぎスペースも、限られた面積を活かす工夫のひとつです。

施工事例|築51年マンションを2LDKから1LDK+WICへ

今回の事例は、築51年のマンションをフルリノベーションしたものです。工事前は和室が2部屋ある2LDKで、和室によって窓からの光が遮られ、リビングが暗くなっていました。

そこで和室の間の壁を取り払い、広いLDKへ変更。間取りも1LDK+大きなウォークインクローゼットへ見直しました。窓からの光がリビングまで届き、明るく開放的な空間になっています。

さらに寝室には建具を設けない書斎スペースをつくり、室内窓からLDKの光と風を取り込めるように。LDKにはヌックも設け、部屋数を増やさずに、それぞれの居場所をつくっています。

築51年マンションのフルリノベーション事例

お客様事例

部屋数を減らし、LDK・収納・居場所にゆとりを

和室2部屋の2LDKから、広いLDKと大きなウォークインクローゼットを備えた1LDKへ。寝室には書斎スペース、LDKにはヌックも設けています。

収納と水まわりも、限られた面積に合わせて再配置

今回の事例では、玄関を入ってすぐの場所に大きなウォークインクローゼットを設けています。収納をまとめることで、LDKなどに収納家具を増やさずに済むのもメリットです。

また、キッチンの位置をずらして洗面スペースを広げ、幅90cmの洗面台と収納スペースを確保しました。

マンションでは配管や構造、管理規約によって設備を移動できる範囲に制約がありますが、既存の配置にとらわれず住まい全体で考えることで、限られた面積を有効に使える場合があります。

狭小マンションのリノベーションは「何をなくすか」も大切

コンパクトな住まいでは、設備や収納を増やすことだけでなく、不要な間仕切りや使っていない個室を見直すことも大切です。

  • 本当に必要な個室はいくつか
  • 使っていない和室や納戸はないか
  • 収納を一か所にまとめられないか
  • 窓からの光を壁で遮っていないか
  • 書斎は一部屋ではなくコーナーでも足りないか

床面積そのものを増やせなくても、「使えていない面積」を減らすことで、暮らしに使える空間を広げることができます。

よくある質問

Q. 60平米以下のマンションでも広いLDKはつくれますか?

A. 個室数や収納の配置を見直すことで、LDKへ面積を振り分けられる場合があります。ただし、変更できない壁などもあるため、現地確認が必要です。

Q. 古いマンションでも間取り変更できますか?

A. 可能な場合があります。ただし建物の構造や配管、管理規約によって変更できる範囲は異なります。

まとめ|床面積ではなく「使える広さ」を考える

60平米以下などのコンパクトなマンションでは、限られた面積にすべてを詰め込むのではなく、暮らしに必要な場所へ面積を振り分けることが大切です。

間仕切りを減らしてLDKを広げる、収納をまとめる、光や風の通り道をつくる。こうした工夫を組み合わせれば、床面積を変えなくても、ゆとりを感じられる住まいを目指せます。

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限られた面積でも、間取り・収納・採光をまとめて考えることで暮らしやすさは変わります。現在のお住まいに合わせてご提案します。