1階完結リフォームとは?
寝る・家事・収納を1階にまとめて階段の負担を減らす住まい
2階建ての家でも、「普段の生活はできるだけ1階だけで済ませたい」と考えることがあります。
そこで考えたいのが1階完結リフォームです。LDKや水まわりだけでなく、寝室・洗濯・収納まで1階にまとめ、毎日の生活で階段を使う回数を減らす間取りを目指します。
今回は、単に「1階だけを工事するリフォーム」ではなく、これからの暮らしを1階で完結させるための間取りづくりを、実際の事例とともにご紹介します。

この記事で分かること
- 1階完結リフォームとはどんなリフォームか
- 1階にまとめたい「寝る・家事・収納」の考え方
- 階段の昇り降りを減らす間取りのポイント
- 1フロアで暮らしをつなげたリフォーム事例
「1階だけリフォーム」と「1階完結リフォーム」は少し違う
1階だけリフォームする場合は、工事範囲を1階に絞り、キッチンや浴室、内装など必要な場所を改修することが中心です。
一方、1階完結リフォームで重視するのは「日常生活のために2階へ行かなくてもよい間取り」をつくること。工事範囲ではなく、暮らし方から考えるのがポイントです。
洗濯物や荷物を持って階段を往復する動きも含め、将来を見据えて生活動線を整えておくと、毎日の移動負担を減らしやすくなります。
1階にまとめたいのは「寝る・家事・収納」
① 寝室を1階へ
LDKや水まわりが1階にあっても、寝室が2階なら朝晩は階段を使います。1階に寝室を設けることで、起床から就寝までの基本的な生活を同じフロアで行いやすくなります。
② 洗濯を1階で完結
「洗う→干す・乾かす→しまう」を近くにまとめることも重要です。洗面脱衣室に乾燥機や衣類収納を組み合わせれば、洗濯物を持って階段を往復する動きを減らせます。
③ 日常着や生活用品の収納も1階へ
寝室だけ1階へ移しても、着替えを取りに2階へ行くのでは生活動線が分かれます。毎日使う衣類や生活用品をどこにしまうかまで一緒に計画することが大切です。
事例① 介助・介護も考えた1階フルリノベーション
築45年の戸建てで、介助・介護が必要になったご家族のために1階をフルリノベーションした事例です。
リビングには訪問リハビリにも使える広いスペースを確保。浴室・トイレは段差をなくし、引戸や手すりを取り入れています。また、寝室から近い位置にはセカンド洗面を新設。洗濯スペースにはガス衣類乾燥機も採用されています。

事例② 平屋に学ぶ「1フロアで暮らす」間取り
もうひとつは、築150年の平屋をフルリノベーションした事例です。2階建てを1階完結にした事例ではありませんが、生活をひとつのフロアにまとめるときの参考になります。
特に注目したいのが洗面室。広い洗面室に衣類収納を置き、「洗濯→乾燥→収納」を同じ空間で行えるようにしています。家事を横方向の移動でつなげられるのは、1階完結リフォームでも参考にしたいポイントです。

1階完結リフォームで確認したいこと
- 1階に寝室として使える広さを確保できるか
- 寝室からトイレ・洗面まで移動しやすいか
- 洗濯・乾燥・収納を近くにまとめられるか
- 毎日使う衣類や生活用品を1階に収納できるか
- 段差や開き戸など、将来負担になりそうな場所はないか
普段の行動を順番に追いながら「2階へ行く必要がある場面」を減らしていくことが、1階完結の間取りづくりにつながります。
よくある質問
Q. 1階完結リフォームでは2階を使わなくなるのですか?
A. 必ずしも使わなくする必要はありません。2階を客間や家族の個室、季節物の収納などに使い、日常生活に必要な機能を1階へまとめる考え方もできます。
Q. 1階に寝室をつくるスペースがない場合は?
A. 使っていない和室や個室、LDKの広さなどを見直して確保できる場合があります。建物の構造によって変更できる範囲が異なるため、現地確認が必要です。
まとめ|「1階を直す」から「1階で暮らせる」リフォームへ
1階完結リフォームは、単に工事場所を1階に限定するリフォームではありません。
寝る・料理する・入浴する・洗濯する・着替える・収納する。毎日の行動を1階につなげることで、階段を何度も昇り降りする暮らしから、横移動を中心とした暮らしへ変えていく考え方です。
これから先も住み続けやすい家にするために、「1階でどこまで生活を完結できるか」という視点から間取りを考えてみてはいかがでしょうか。
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現在の間取りや生活動線を確認しながら、寝室・水まわり・家事・収納をどのように1階へまとめられるか一緒に考えます。


