畳の部屋をフローリングにリフォームすることは、部屋の印象を一新し、快適な生活空間を実現するための人気の選択肢です。

本記事では、8畳の畳の和室をフローリングの洋室にリフォームする際の費用や注意点について詳しく解説します。

リフォームの費用

BEFORE

1. 材料費と施工費

畳をフローリングにリフォームする際の費用は、使用するフローリング材の種類や施工方法によって異なります。一般的な費用の相場は以下の通りです。

  • 複合フローリング:材料費と施工費込みで1㎡あたり約10,000円〜15,000円程度。8畳15㎡で処分費など入れると20-30万円程度~
  • 無垢フローリング:材料費と施工費込みで1㎡あたり約13,000円〜20,000円程度。8畳15㎡で処分費など入れると25-35万円程度~

2. 重ね張り法の費用

畳下地の上に直接フローリングを張る重ね張り法は、比較的手軽で費用も抑えられます。

ただし、畳があった分の段差が残ってしまうことが多いため、バリアフリーのためであれば敷居のところまで下地を組んで張ることをおすすめしております。

3. その他の費用

リフォームに伴う家具の移動費用は約20,000円〜30,000円が一般的です。

また、場合によっては断熱材の追加や防音マットも検討する必要があります。

リフォームのメリットとデメリット

マンションリノベ

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メリット

  1. 見た目の改善:和室から洋室に変えることで、モダンな雰囲気を演出できます。
  2. メンテナンスの簡便さ:フローリングは掃除がしやすく、畳よりも汚れにくいです。紫外線などの変色も畳に比べるとゆるやかです。

デメリット

  1. 防音性に注意:畳に比べて防音性が低くなるため、マンションでは防音用の床材を貼るなどが必要です。
  2. 断熱性の低下:フローリングは畳に比べて冷えを感じやすい場合も。断熱材を入れるなど、冬場の寒さ対策が求められます。

リフォームの注意点

1. フローリング材の選択

フローリング材には、無垢材と複合材があります。無垢材は自然な風合いが特徴で、化学物質を使っていないため健康志向の方に人気です。

一方、複合材はコストパフォーマンスが良く、表面が強いものが多いので、家具移動などでキズが付きにくく、メンテナンス面で人気です。

2. 施工業者の選定

工事に当たっては信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。業者の実績や評判を確認し、複数の見積もりを比較することをお勧めします。

また、アフターサポートや保証がしっかりしている業者を選ぶと安心です。

3. 補助金の活用

リフォームに際しては、補助金を活用することで費用を抑えることもできます。

例えば、介護保険制度における住宅改修制度を利用すれば、床材をすべりにくくする項目で対象工事となります。

まとめ

畳の和室をフローリングにリフォームする際には、費用やメリット・デメリット、注意点を十分に理解した上で計画を進めることが重要です。

適切なフローリング材を選び、信頼できる施工業者と相談しながら、快適な住まいを実現してください。